SSブログ

今週のお花 [和み]

病院の入口に毎週切り花を飾っています。
せっかくなんで、皆さんにお披露目。
今週は、スイートピーとチューリップです。
お花 003.JPGお花 002.JPGお花 001.JPG

シェルティーの特発性高脂血症と甲状腺機能低下症 [自然療法]

ちょっとやっかいな症例だ。
シェルティーの重度高脂血症。血中のコレステロールが1145mg/dl,そしてトリグリセライドが1652mg/dlと高い値を示している。前眼房に脂質性房水フレアを引き起こし、眼が真っ白になった。
この症状は、ホモトキシですぐに改善したが、この高脂血症は難治性だ。
甲状腺検査とLipoTestを行った結果、甲状腺機能低下症と脂質の分画は重度の複合逆転型という結果が出た。
検査センターの担当獣医師からの説明としては、遺伝的な特発性高脂血症により、さらに甲状腺に脂肪沈着を起こして甲状腺機能低下症になっている。結果、甲状腺機能低下症がさらに高脂血症を悪化させているという。
今後起こりうる症状としては、心筋梗塞、四肢の壊死、胆泥、ALPの上昇、神経症状などあるらしい。

特発性高脂血症は、シェルティーやシュナウザーに多いとされ、遺伝性であるため基本的に完治は不可能。
脂質代謝阻害剤で調節するしか方法はないだろう。それも、副作用が未知数とされる。
また、甲状腺機能低下症のため、継続して甲状腺ホルモン剤も与えなければならない。
さすがに、これだけの疾患では自然療法だけではちょいと荷が重い。
しかし、高脂血症や一般西洋医薬による臓器への負担を軽減するためにも、ホモトキシ、抗酸化剤、オメガ3、
CoQ10,キチンキトサン、ビタミン3などは有効そうだ。
このような終わりの無い治療と言うのは、気が重くなるね。
なんとかできないものか。。。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。